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コロナ禍

ウレタンマスクは飛沫防止の効果低い?マスク警察にはなっちゃダメ!

マスクの素材による飛沫防止の効果について、スーパーコンピューター「富岳」によるシミュレーション結果が公表されました。

布製やウレタン製のマスクは、不織布(ふしょくふ)マスクより効果が低いというもの。

世間的にも、不織布マスクの推奨やウレタンマスクの禁止をする施設が出てくるなどしています。

それを盾に、ウレタンマスクを使用する人を批判する「マスク警察」が、ネットを中心に物議を醸し出しています。

一方で、「フィルター効果高い=呼吸しづらい」などで、不織布マスクを選べない人たちもいて、事情もしらない人に責められるという構図もあります。

どんなに不安でも「マスク警察」にはなっちゃダメです!

コロナ禍で社会がギスギスする中、何かしらの気付きや相互に優しくなれる、そんなお手伝いが出来れば幸いです。

マスクの素材とその飛沫感染防止効果の違い

飛沫防止効果のみで考えると・・・、

不織布 > 布 > ウレタン と言えます。

素材それぞれのメリット・デメリット

[不織布(ふしょくふ)マスク]

メリット:比較的入手し易く、使い捨てで衛生的。
デメリット:呼吸しにくく、汗を吸収せずマスク荒れしやすい。コストがかかり、環境への負荷も高い。

[布マスク]
メリット:経済的な負担が小さい。保湿効果も高く乾燥肌対策になり肌への負担も軽減。
デメリット:飛沫感染防止効果が低い。

[ウレタンマスク]

メリット:経済的な負担が小さい。肌への負担が少ない。通気性が高いし呼吸し易いため運動も。
デメリット:飛沫感染防止効果が低い。

不織布マスクの方が飛沫感染予防に効果

去年公表のスーパーコンピューター「富岳」によるシミュレーション結果では、不織布マスクと比べ、布やウレタンのマスクは細かい飛沫が前方に多く飛散するとしています。

  • 不織布のマスクは吐き出し飛沫量を約80%カット、吸い込み飛沫量は約70%カット
  • ウレタンマスクの吐き出し飛沫量は約50%カット、吸い込み飛沫量も30~40%カット

マスク警察が出てきた!

感染が広がる中、各地で緊急事態宣言、マスクは必須です。

そんな中最近では、不織布マスクを推奨する動き。

不織布マスクを推奨する動き

小池都知事も最近は、布マスクから不織布マスクで会見する機会が増えています。

また多種多様な施設で、公式に「布製・ウレタン製のマスクではお控えください」と注意喚起するなど、ウレタンマスクでの来場を制限するなどの動きが出てきました。

マスク警察の過剰な批判

「不織布マスク警察」とも言われ、ネットで話題になっているんです。

上記の「富岳」の結果などを盾に、過剰な批判をする人が増えています。

さらに批判を通り越して恫喝までするなど、各地でトラブルも!

一方で、「マスクの素材以前に不織布マスクを広げて使っていない人とか、鼻を出している人の方が問題」という意見もあり、物議を醸しています。

一部の素材のマスクをしないでという意味ではない

各研究者や担当者の多くは、「これら研究・実験結果は素材の違いによる効果を示したものであって、一部の素材のマスクをしないでという意味ではない」としています。

一部の人たちの自分の都合での勝手な解釈により、歪められた事実が広がる事は、どうなんだろう?

マスクを選べない人も・・・

世の中には、不織布(使い捨て)マスクを選びたくても選べない人たちもいます。

マスクを選べない人たち

例えば・・・、

  • 呼吸に問題がある人
  • 経済的に苦しい人
  • 障害があり難しい人
  • まだ小さい子ども
  • 体力仕事の人

などなど、思い付くだけでもたくさんいます。

各自治体でも支援の動き

豊島区では、障害によりマスクを着けられない人向けにバッチを配布。

https://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/hodo/r0210/2010231019.html

以下、一部抜粋。

「新型コロナウイルスの感染拡大防止としてマスクの着用を求められる場面が多くなる中、障害等によりマスクの着用ができない方への理解が進まない現状を受け、豊島区ではマスクを着用できないことを表示するバッジを作成し、10月26日(月曜日)から配布を行います。」

豊島区ホームページ「マスクを着用することができない障害者等へ」より出典。

個人個人においては、これらの情報にアンテナを張り、自らの見識を深めたり、多くの人に認知して貰えるよう発信するなど、していければいいですね。

人への理解と寛容な気持ち

そもそも、不織布マスクでも飛沫感染を100%防げるわけではないですよね?

何でもネガティブではなくポジティブに!

100人いて99人がマスクをしていたら、状況が状況なだけに残りの一人に目が行きがち。

でも、これ実はスゴイことですよね?

誰もマスクをしないよりは感染の拡大を抑える効果は出てるんです。

ほぼ全ての人がマスクをする日本の国民性に誇りを持とう!

自らを律し必要なところに必要な支援をすれば、もっと改善できる国なはずなんです。

マスク警察が全て悪いのか?

誰もが新型コロナウイルスへの恐怖と日々の感染対策へのストレスを感じています。

マスク警察本人も例外ではないはず。

不安から気持ちの浮き沈みを感じて、制御きかない感情に支配されているのではないか?

他にも「買占め」「コロナ患者に対する村八分」なんてのも、全てそう。

これからもコロナ禍の長い闘いで、同じような事はたくさん起こるし、逆の立場になることも十分にあり得ます。

自分のできる事で最善を尽くす

個々に自分のできる事で最善を尽くすのは大切。

不織布マスクの効果がより高いとわかったら、買える人は買う、使える人は使う。

はたまた使うシーンに合わせて使い分けるなど。

でも、他の人の事情も分からぬまま「少しでも不十分なものを問題視する」、まして批判するのはどうかとも思う。

まして、マスクしていない人全員が自分のわがままなんでしょうか?

例えばマスク忘れてるだけかも・・・、そしたらマスクをあげよう。

もし何とかしたいと願うなら、まずは手の届く範囲の人とコミュニケーションをとり、必要な情報を与え、批判ではなく丁寧にアドバイスすることから始めてみては?

「ウレタンマスクは飛沫防止の効果低い?」のまとめ

ウレタン製や布製のマスクは、不織布マスクより飛沫防止効果が低いという結果が公表されました。
ただ、事情により不織布マスクを選べない人たちもいるワケです。
そんな人たちを、事情も知らずに批判する「マスク警察」が出てきています。
このコロナ禍でみんな不安だと思うけど、どんなにそうでも「マスク警察」にはなっちゃダメです!
個々が自分の出来る範囲で最善を尽くし、相互に支援し合える優しい世の中になってほしいと願います。
ご覧頂き、ありがとうございます。
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