東池袋のイケ・サンパーク(IKE・SUNPARK)は、都会にありながら開放感ある天然芝生が、とっても魅力的な公園!
「今日はピクニック日和!」と楽しみに来たものの、芝生の前に「養生中」との案内とともにロープが張られているコトが…あるかも?
お気に入りのエリアに入れなくて、ガッカリ。
そんな残念な気持ちになるコトもありますね!
とっても気持ちは分かります。
でも…、です。
このイケ・サンパークでは芝生を「しばふちゃん」と愛称で呼び、「芝生の養生」をスゴく大切にしています!
「イケサンパークで芝生を養生するのはなぜ?」
なぜなら「しばふちゃん」が素敵に成長するのに、それは重要だからです!
どうかその成長を暖かく見守り、あわせて…大切に扱うための「芝生利用のルール」も覚えて貰えると、めっちゃ嬉しく思います。
今回の記事には、こんなコトが書いてあります!
- 芝生の養生するのはなぜ!?
- 芝生利用のルールって?
- イケ・サンパークをともに素敵な公園にしよう!
みんなの理解が深まれば、イケ・サンパークはもっと素敵な公園になります!
芝生を「養生」するのはなぜ!?
イケ・サンパークの芝はどんな芝?
天然芝生には色々種類があって、
- 高麗芝(コウライシバ) :日本芝
- バミューダグラス類:西洋芝 暖地型
- ベントグラス類:西洋芝 寒地型 などなど…。
一方、イケ・サンパークの芝生は「野芝(ノシバ)」です。
「野芝」は水やり・芝刈りの頻度が少なくて済み、耐病性にも優れているので、芝生の中でも扱い易い種類だそうです。
茎葉が硬くて踏まれるコトに強い特徴があります。
たくさんの人が芝生の上を歩き、座り、ピクニックを楽しむなら、「野芝」が最適なんですね!
よく見かける「養生中」の札って何
「芝生の養生」とは、芝生を保護するため一定期間入らない期間を作るコト。
芝生がしっかりと根付く前に人が立ち入ると、回復が間に合わずに枯れてしまうそうです。
また、地面と芝生が安定しないまま踏まれて凸凹が出来ると、一部分だけ日当たり悪くなることで枯れたり、見栄えの悪い芝生にもなりかねません。
そして、養生に適した時期は、気候の安定した春と秋。
芝生マットから根が伸びて、地中に定着するまでが養生期間となります。
なので、期間中は「養生中」って札を吊るして、立入禁止にするワケですね。
気長に待ってあげましょう!
どんな状況で「養生」する?
ちなみに、どんな状況で「養生」するのでしょうか?
①芝張り後根付くまで
芝張りした直後は、切り芝のマットが土の上に乗っているだけ。
根が下の土まで入り込むのを待たなくてはいけないけれど、人が踏み入るとマットがずれたり剥がれてしまいます。
②種まき後の1ヶ月ほど
種まき後に人が踏み入って、覆った土が無くなってしまったり、芽が切れたりしたり、地面が凸凹になったりしないようにします。
③エアレーション後
経年により、土壌が踏み固められ水はけや通気性が悪くなったり、地下で根詰まりしてしまったりするコトがあります。
そんな時、芝生に穴をあけて根切りし、土壌を柔らかくして空気を送り込みます。
これを「エアレーション」と言います。
芝生は想像以上に手がかかる?
根が定着していない時期に雑草と生存競争が起こると、芝生が敗れてしまうコトがあります。
そのため、あらかじめ雑草を抜いておいたり、芝生に影響のない除草剤を定期的に撒いたりします。
特に芝生の養生期間中は、日々の水やりは重要となります。
「野芝」は比較的強い芝生だと言われているけれど、とは言え放っておいていいとワケはなく、想像以上に手がかかります。
芝生だって生き物…(正確には植物だけど)。
公園を楽しむ僕らも大切にしていきたいですね!
芝生を常緑にする「オーバーシード」!?
芝生が冬枯れする場合、常緑にするオーバーシードをするという方法が!
これは、冬枯れした芝生の上から、寒地型の芝生の種を撒いて、一年中を緑の芝生にするという方法です。
オーバーシードは9月中旬から10上旬が最適です。
発芽率を上げるために、オーバーシードをする前には夏芝を刈って取り除きます。
オーバーシードで年中芝生の緑が楽しむことができますが、イケ・サンパークでは行いません。
冬場のイケ・サンパークの芝生は、この様に茶色になしますが、芝生はいわゆる冬眠状態と言えます。
芝生はこの下でちゃんと息づいていて、春を待っています。
掘り返したりせず、暖かい気持ちで見守って下さいね!
芝生利用のルールって?
公園の芝生を守るために、僕たちの出来ることをまとめます。
「みどりの芝生を守り、育てるために。」イケ・サンパーク内配付のチラシを参考に。
①通気性の良い敷物を使おう!
ビニールシートやテントは通気性が悪く、芝生の呼吸を妨げてしまいます。
ゴザ・バスタオル・ラグマット、風呂敷などもいいかと思います。
雨上がりや朝露、芝生は濡れていることがあるので、服を濡らさないように注意です。
ラグマットは借りられます!
園内の店舗でテイクアウトすると、ラグマットを借りることができます。
イケ・サンパーク管理事務所に声をかけてみて下さいね!
貸出時間は8:00〜16:45です(管理事務所の開所時間に準ずる)。
②芝生に優しくしよう!
新芽が出なくなるので、芝生をむしったり、掘り返すのもやめましょう。
縄跳びやソリなど、強い力をかかる遊びは控えて下さい。
縄跳びは固い路面で飛ぼう!
③乗り物を乗り入れないようにしよう!
乗り物のタイヤの圧力で芽が折れてしまいます。
ベビーカー・カート、自転車・キックボードなどで、芝生内に乗り入れるのはやめましょう。
それらは決まった場所に置けるので、そちらを利用して下さい。
また、芝生内でなく路面でも、スピードを出すと危険です。
自転車は降りて押して通行を!
④先端の尖ったものを置かないようにしよう!
先端が尖ったものを使用すると、芝生と土がエグれてしまいます。
イス・テーブル、三脚などですね。
スパイクシューズやハイヒールも同様に注意が必要です。
⑤ペットのマナーを意識しよう!
芝生内の一部には、ペットが利用出来るエリアがあります。
柵等はないため、リールを外すことは出来ませんが、比較的自由に遊ばせてあげられます。
利用の際は「おとしもの」無きようにお願いしています。
都心部、芝生の上でペットと過ごせる場所があるのは希少と聞いています。
この場所のペット利用が禁止にならぬよう、願うばかりです。
イケ・サンパークを共に素敵な公園にしよう!
イケ・サンパークは、池袋エリアという都心にありながら、開放的で気持ちのいい公園です。
防災拠点の場として、憩いの場として、そして小商いの実践の場として、その中心にはいつも「芝生」があります。
イケ・サンパークでは、そんな芝生のことを「しばふちゃん」と愛称で呼んで大切にしています。
「しばふちゃん」が健全に成長するためには、やっぱり利用する全ての方々の理解がないと成り立ちません。
これから隣接地に大学もでき、新しい方々も増えることでしょう。
環境の変化とともに、芝生利用のルールも変わるかもしれません。
ただ、だからっと言って重箱の隅を突付いたり、がんじがらめな規則などで縛るのでは、より良い公園は作れないと僕は思います。
公園を利用する中で、自然な形で「しばふちゃん」を守りたいと思える文化を作れるよう、みんなでともに素敵な公園にしませんか?
「イケサンパークでは芝生を養生するのはなぜ?」のまとめ
イケ・サンパークの芝生は、水やり・芝刈りの頻度が少なくて済み、耐病性にも優れていて、ピクニックを楽しむのに最適な「野芝(ノシバ)」です。
イケ・サンパークでは、その芝生のことを「しばふちゃん」と呼び、大切にしています。
イケ・サンパークで芝生を養生するのはなぜかというと、しばふちゃんのより良い成長のため、
- 芝張り後根付くまで
- 種まき後の1ヶ月ほど
- エアレーション後
保護するための一定期間入らない期間を作っているワケです。
そして養生後、気持ちよく芝生利用するにあたってのルールをおさらいすると、
- 通気性の良い敷物を使おう!
- 芝生に優しくしよう!
- 乗り物を乗り入れないようにしよう!
- 先端の尖ったものを置かないようにしよう!
- ペットのマナーを意識しよう!
ということで、これらを守って一緒に「しばふちゃん」と仲良くなりまんか?
それでイケ・サンパークをともに素敵な公園にしよう!
最後までご覧頂き、ありがとうございました!